
登山など山に登る際、危険の1つとして挙がるのが遭難です。
自分が遭難していることに気づいた時にどんな行動を取るべきなのか
今回は、その方法をまとめていこうと思います。
心を落ち着かせる

まずはその場であまり動かず飲み物を飲む、深呼吸をする等して心を落ち着かせます。
自分はパニックでは無いと思っていても、必ず焦りがあります。焦っていては情報を見落としてしまうことや判断力の低下が生まれます。
まずは、心を落ち着かせ、自分の置かれている状況を知ることが大切です。
周りを観察する

よくやってしまう行動として元の道に戻ろうとして、危険なほうへどんどん行ってしまうことです。
その結果、滑落や体力の消費につながります。
まずは、周りをよく観察し登山道らしき道・テープ・マーキングなどの人工物を探します。
実は呆気なく正規ルートに戻れたりします。
もし周りに何もなかったら

周りに何もなかった場合、自分が今どのあたりにいるのかをコンパス、地図、GPSなどを使用し確認します。
最後に現在地を確認した地点と、歩いてきた方向、時間を考慮して、おおよその現在地のアタリを着けましょう。
何か思い当たる物があるかもしれません。
それでも正規ルートに戻れない場合
自力で下山するか救助を待つ選択肢になります。
自力下山をする場合
自力で下山する際、自分の場所がわからない状態で下に向かって歩いてはいけません。
沢などは比較的歩きやすいですが、滝や急な崖、足元のすべりやすさで高確率怪我をしてしまうでしょう。
まずは山を登っていきます。
なぜ登るのか、それは自分の位置を確認するためです。
上に行けば行くほど周りは開けていき、木などで見えなかった情報が見えます。
周りが見えることで、地図での位置確認が容易になります。
尾根まで上がることが出来れば、登山ルートに出ることもあります。
こんな状況で登るのは大変億劫だと思いますが、登るべきです。
自分の位置をしっかり確認でき正規ルートに戻れたら
下山の準備をし、落ち着いて下りましょう。
救助を待つ

救助を待つ事を決めた際これからする事は、
少しでも開けた場所に移動する事です。
捜索隊は、ヘリコプターでの発見率が高いので発見してもらう為にも開けた場所に移動しましょう。
開けた場所を見つけたら次は、近くで雨風を凌ぐことができる安全な場所を見つけましょう。
山の天気は変わりやすいので体を温めることもできると良いですね。
日光に長時間当たっているだけでも体力を奪われます。
ヘリコプターの音が聞こえた時に、開けた場所に移動しましょう。
救助には数日間要する可能性は十分にあります。
救助を待つ事は時間と体力との勝負です。
まとめ
登山は気分転換にも運動にもなり、自然と触れることができる機会でもありますが
危険が伴います。登山する前にしっかり道具を確認し何が起きても対処出来るように知識を増やしましょう。
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